就活を始めよう!と思っても、いつから、どんなことをすればいいの?そんな方は、就活スケジュールの全体の流れを理解するところから始めましょう。
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目次
- 一般的な就活の流れをチェック!
- いつが忙しい?先輩たちの就職活動の流れ
- 就活準備の流れと活動のアドバイス
一般的な就活の流れをチェック!
一般的な就活の流れは、「3月に会社説明会、6月から面接や選考が解禁」。このスケジュールは2020年卒の先輩たちから変更はありません。ただ、企業によっては前述したスケジュールにのっとらず、独自のスケジュールで新卒採用選考を進める企業もあります。
就活準備期から内定までの流れ
次に一般的な就活スケジュールに沿って、内定までの流れを解説します。
大学3年生(※1)6月~:就活準備期間
まずは自分が何に興味があるのか、業界・企業研究や、インターンシップへの参加を進めましょう。並行して、自分の興味のルーツや特徴を把握する自己分析を進めることも大事です。
※1 大学生以外は大学院1年生、短大1年生など卒業前年度
大学3年生3月~:会社説明会スタート
企業や社会人の先輩と接触する機会が増えてきます。これまで進めてきた企業研究、自己分析の結果をもとに、興味を持った企業にプレエントリー(※2)をして、会社説明会に参加することでさらに詳しい情報を集めましょう。
※2 プレエントリーとは、企業側への「御社に興味がある」という意思表示のこと。リクナビでプレエントリーをすると、応募の内容とあなたの登録情報が3月1日以降にリクナビから企業へ送信され、説明会や選考スケジュールの案内など、選考に必要な情報が届くようになります。
大学4年生(※3)6月~:選考開始、順次内々定
徐々に内々定が出始めます。ただあくまでも、就活の目的は内定ではく「本当に自分にマッチした企業に出会う」こと。企業の採用担当者も、自社にマッチした学生を見つけるまでは採用活動を継続する傾向があります。1年を通して採用を継続している(通年採用)企業、夏休み以降に採用活動を実施する(秋採用)企業もありますので、自分と企業との共通点を考えながら、納得できるまで就活に取り組んでいきましょう。
※3 大学生以外は大学院2年生、短大2年生など卒業年度
大学4年生9月~:内定
10月1日に内定式を行い、内定承諾書を取り交わす企業も多くあります。
いつが忙しい?先輩たちの就職活動の流れ
では、先輩たちは就活時、いつ、どんな活動が忙しかったのでしょうか?入社1~2年目の先輩500名に会社説明会、エントリーシート(ES)、試験、面接、内々定のピーク時期についてアンケートで聞きました。
Q 就活で最も忙しかった時期(活動のピーク期)はいつでしたか?(n=500、各項目単一回答)
会社説明会、エントリーシートの提出、試験受検は大学3年生(大学生以外は卒業前年度)3月~大学4年生(大学生以外は卒業年度)4月に集中。2月と比較すると、一気に忙しくなることがわかります。面接のピークは4月~6月、内々定のピークは5月~6月という結果になりました。
3月以降は、1日に複数のスケジュールが入ることも。比較的時間に余裕がある2月までに、就活準備を進めておくことが重要そうです。
就活準備の流れと活動のアドバイス
では、就活準備として何を進めておくといいのでしょう。アンケートに寄せられた先輩たちの声を紹介しながら、それぞれの準備内容について解説します。特に順番はありませんので、できるところから進めてみてください。
1. インターンシップ参加
ぜひ積極的に活用したいのがインターンシップ。業界動向や具体的な仕事内容などについて直接話を聞けたり体験できたりするほか、そこで働く社員の方の雰囲気、カルチャーに触れられる機会でもあります。さまざまなプログラムがあるので、自分が知りたい内容と合致したものを選ぶといいでしょう。
【先輩の声】
- 「興味のある業種や職種に限らず、いろんな視野を広げられるチャンスなので機会があればできるだけ多く参加した方がいいと思います」(化粧品)
- 「自分の疑問点を明確にして、それを解決するつもりで行った方が意味がある」(総合機械)
- 「バイトではできないことを体験できる場に行くことをお勧めします」(航空)
- 「私は参加しなかったが、参加した方が業界も知れて社会のことも知れて、面接での武器にもなるからぜひ参加した方がいいと思う」(通信)
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2. 独自の分析を行う
自己分析とは「自分の特徴を理解するために、これまでの経験や考え方を振り返り、整理すること」です。大切にしている価値観、得意不得意、好き嫌いなど自分の性質がわかれば、どんな環境で力を発揮できるか、喜びを感じるかが見えてきます。業界や企業、仕事選びをする上で、大切な軸になるでしょう。
【先輩の声】
- 「客観的な意見を聞くために自分のことを昔からよく知る人に長所や短所を聞いてみるとよい」(建設)
- 「普段から自己について考える癖をつけておくことが望ましい」(コンサルティング)
- 「何が好きで、何が嫌いか、どういうときに動揺するのかなど、日常の出来事を一つひとつシンプルに思い出すことで本当の自分が見えてくると思います」(公務員)
- 「これまでの人生を振り返るいい機会。就活だけでなく、これからの人生にも生かすことができます」(出版)
自己分析ツール「リクナビ診断」を活用して自己分析を進めてみよう!
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自己分析について詳しく知りたい人はこちら
“自己分析“は就活でどうして必要なの? 方法は?
Stepで解説! 「自己分析」の方法
3. 業界・企業研究
業界・企業研究は、自分の志向に合う業界・企業はどこかを見極めるために行います。自己分析によって見えた自分の特徴と、企業が求める要素の共通点は何か。両方が重なる部分を見つけるためにも、業界・企業の理解を深めることが大切です。
【先輩の声】
- 「同じ業界の複数の会社の比較ノートを作るといい」(航空)
- 「インターネットなどで情報を得ることも有益ですが、実際にその企業に足を運び会社の雰囲気や事業内容を知ることで具体的に試験や面接に生かしやすくなります。実際に働いている方に話を聞けるとなおいいです」(公務員)
- 「興味のある業界を幅広く知って初めて、行きたい企業への志望理由が出てきます」(航空)
- 「興味ないと最初から避けるのではなく、業界を知ってから興味の有無と判断するのが良い」(アパレル)
- 「友達が違う業界を受けているのであればそれぞれ共有することで効率的に業界研究ができます」(銀行)
企業研究シートを活用して、企業研究を進めてみよう!
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4. OB・OG訪問
企業のホームページや公開情報には載っていない“リアルな声”を聞けるのが、OB・OG訪問の最大のメリットです。OB・OG訪問はいつからでも行えますが、3月以降は自分自身も多忙になり、社会人側も訪問依頼が集中しがち。企業について、仕事内容について早めに理解を深める上でも、早めに動いておくといいでしょう。
【先輩の声】
- 「社会人としての先輩の考えを聞けるチャンス。たくさんの人に会って自分の視野を広げよう」(ホテル)
- 「機会があればどんどんやった方がいい。個人的なつながりがある先輩の方が、本音が聞けます。就活時期以外に、話を聞いてかわいがってくれる機会はない」(コンサルティング)
- 「仕事のことはもちろん、私生活も含めた、一日の流れ全体の話を聞くと、自分が働いているイメージがより具体的になると思います」(公務員)
- 「幅広い年齢層の人と会うといい」(総合商社)
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5. エントリーシートや履歴書の準備
3月になるとエントリーシートの提出が重なり、一気に忙しくなります。自己分析、企業研究を進め、ある程度業界が絞れたら、エントリーシートの作成準備を進めておくといいでしょう。代表的な質問は「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」。自分の強みと、企業の特徴や求める人材像との共通部分はどこにあるか。双方が重なる点を意識しながら、複数パターンの文章を作成しておいてもいいでしょう。
【先輩の声】
- 「いろんな人に見せて意見を聞き、よりよいものにするために何度も推敲(すいこう)しましょう。1人の意見をうのみにするのは危険です」(公務員)
- 「面接での質疑応答が活発になるよう、具体的に記載するといい」(専門商社)
- 「ありのままの自分を書けば良い。自分を作ってしまうと、会社に入ってからが大変です」(自動車)
- 「結論から書く。文は短く。人事も忙しくてしっかり読む余裕がないので読みやすさが大切」(システム)
「OpenES」に、あらかじめエントリーシート、履歴書を登録しておけば、4000社以上の企業にエントリーシートを提出することができます。エントリーシート作成の練習にもなるのでぜひ活用しましょう!
6. 筆記試験の準備
就活の選考では、筆記試験が実施される企業もあります。国語、数学といった能力に関する問題、適性検査、一般常識問題、時事問題、小論文など、どのような問題が出題されるかは企業によってさまざまです。
【先輩の声】
- 「普段からニュースや一般常識の知識をつけておくといい」(公務員)
- 「意外と忘れている解き方も多いので大学3年の秋ごろからやっておくといいと思います」(銀行)
- 「試験はたくさん受けて慣れるしかないと思います」(自動車関連)
リクナビでは言語分野(語彙力や文章を読んで理解する力を問うような問題)、非言語分野(計算力や論理的に考える力を問うような問題)に関するリクナビオリジナル問題にチャレンジできる「言語・非言語Webテスト」が体験できます。ぜひ就活準備の一環として受検してみてください。
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7. 面接準備
緊張して頭が真っ白になってしまうことは、誰にでもあります。面接は慣れの問題もあるので、身近な人に「模擬面接」をしてもらうといいでしょう。自分の言葉がきちんと伝わるか、相手の質問に答えられているかを客観的に判断してもらい、指摘をもらって改善を重ねます。場数を踏むことで、本番でも本来の自分らしさを出せるようになるでしょう。
【先輩の声】
- 「志望動機など暗記丸読みは伝わらない。自分の言葉で話すことが大切です」(建設)
- 「相手が何を聞いているのかをきちんと理解する。そして、それにきちんと答えることが一番大事。企業は求められたものをきちんと返すことができる人を雇いたいと思うので」(コンサルティング)
- 「緊張すると思いますが、面接準備や面接練習をすることによってある程度抑えられます。何度も声を出し、姿勢を正し実践練習をすることで本番は良くなります」(教育)
- 「一番自分らしくしゃべることができた面接の企業が、自分に一番合っているんだと思います」(ホテル)
面接に関して詳しく知りたい人はこちら
【就活面接で準備しておくことは?】面接マナーとよく聞かれる質問を確認しておこう!
【調査概要】
調査期間:2019年6月26日~6月28日
調査サンプル:就活を経験した1~2年目の社会人500人
調査協力:楽天インサイト株式会社
記事作成日:2019年7月29日 記事更新日:2022年2月2日
FAQs
就活でやること、順番は? ›
「就職活動の一連の流れ」
就職活動は、どのようにして進めていけば良いのかわからない人が多いです。 そこで、就職活動を始めて内定が出るまでの行程をここでは紹介します。 就職活動は 業界研究・自己分析 → インターンシップ → 企業説明会 → 応募 → 試験・面接 → 内々定 → 内定 という流れで進みます。
内定がないとやばい時期は4年生の6月〜8月! 業界によってはさらに早い時期に内定を出し切る企業もあるので要注意! 何から始めたらいいかわからないという人はまず、就活エージェントを活用しよう!
2023年の就活の解禁日はいつか? ›【2023年3月から】採用情報が解禁
2023年3月1日からは採用情報が解禁され、エントリーや企業説明会の応募が一斉にスタートし、慌ただしい日々になります。
実際にいつが忙しくて、いつが時間に余裕があるかと言うと、新卒採用市場においては、『繁忙期は3~5月頃』『閑散期は9~11月頃』と言われています。 しかし繁忙期や閑散期は、昨今の就活の早期化や多様化が進むことで、より不安定になりつつあります。
面接の順番は早いほうが不利ですか? ›結論から言うと、面接の順番の早い・遅いによって多少の有利・不利はあるものの、それが合否に影響することはありません。 合否の決め手となるのは面接の内容だけです。 一度に何人もの面接が行われる新卒採用などでは、順番によって多少の有利・不利はあると考えられます。
就活 何から始めればいい? ›- 就活時期や選考の流れを確認する
- 就活サイトやアプリに登録する
- インターンシップやOB訪問で働くイメージを持つ
- 自己分析をする
- 企業研究をおこなう
- 企業にエントリーする
- 書類を提出する
- 面接・選考を受ける
不安を煽るわけではありませんが、早めに就活を終えるに越したことはありません。 目安として7~8月頃までに内定が出ていれば安全圏、それ以降になると焦る時期、くらいだと思っておきましょう。
大学4年 内定 いつ? ›内定は大学4年(大学院2年)の10月が基本
正式に内定を出せるようになる大学4年(大学院2年)の10月に、内定式を実施し内定通知をする企業がほとんどです。
内定保留とは、企業からの内定通知後に内定を承諾するかどうかの意思決定を待ってもらうことです。 内定通知から内定承諾書を提出するまでの期限は、企業や時期にもよりますが大体一週間ほどです。 この間に内定承諾を決められない場合に、内定保留をします。
就職の内定解禁日はいつですか? ›内定解禁日(10月1日)
内定解禁日とは文字どおり、企業から正式に内定が出せる日です。 内定とは企業と学生の間で、労働契約が結んだ状態を指します。 つまり、内定解禁日を境に学生側・企業側の双方にとって、ほぼほぼ就職活動と採用活動が完了したことを意味しています。
2023年の就活内定率は? ›
【2023年6月1日時点の就職活動状況】
6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、79.6%(+6.5ポイント)※2と、 6月選考解禁となった2017年卒以降最も高くなりました。 内定率を地域別で見ると、「関東」「中部」「近畿」が8割を超えていますが、「その他地域」は69.7%と差が見られます。
経団連により就活ルールが廃止に
経団連は2018年10月9日、就活ルールを2021年春に入社する学生から廃止すると発表しました。 これにより、21年以降に卒業する学生の就活には、これまでのルールが適用されなくなります。
大学3年生の10月〜2月は就活準備で忙しくなる時期です。 この準備期間に、SPI対策や自己分析、ESを書いておくようにしましょう。
大学4年の就活で忙しい時期はいつですか? ›2.大学4年の4~7月までの選考ラッシュ
4~7月までも選考ラッシュが続き、忙しい状態が続いていきます。 3月を過ぎてすぐに落ち着くわけではなく、3月は説明会に注力し、4月から選考を本格化させる企業も多くあります。 それにより、就活が解禁されてから面接が一段落する6〜7月までも基本的に忙しいのです。
大学生の忙しさを、学年別に見ていきましょう。 1~2年生は単位を取るために授業で忙しく、3~4年生は就活や卒論で忙しいといった特徴が見られます。
就活でやっておけばよかったことランキングは? ›- 1位:自己分析をしておけばよかった
- 2位:企業分析が足りなかった
- 3位:もっと色々な業界を見ておけばよかった
- 4位:自分の長所をもっと磨いておくべきだった
- 5位:筆記試験・面接対策をしておくべきだった
一番最初は面接官の集中力が高い
個人面接で一番最初が有利だと言われている理由は、面接官の集中力が一番高いからです。 なぜなら朝一番のタイミングは頭がすっきりとしているため集中力が高く、先入観なく話を聞いてくれる可能性が高いからです。
続いて文理・男女別に内定率を見ていきます。 7月1日時点の文系の内定率は「81.2%」に対して理系の内定率は「88.3%」と、7.1ポイント高い結果となりました。 中でも 理系学生は2月時点で「15.5%」の内定率 となっており、24年卒採用以降も活動の早期化が見込まれます。
面接の順番が真ん中だとどうなりますか? ›順番が真ん中なら前の人の話を聞き考えを修正できる
回答順番が真ん中の場合、前の人の回答を聞いて自分の発言を修正できるというメリットがあります。 前の人の回答内容に対する面接官の反応を見ながら、質問の意図や求められている回答をより深く理解することができるでしょう。