大学3年生(3回生)になると徐々に就活に関する情報が入り始め、多くの学生が就職を意識し始めます。
夏休み、冬休みといった長期休暇を利用して夏のインターンシップや冬のインターンシップに参加する学生も増え始めるでしょう。
「大学3年生でインターンに参加しないのは就職に不利になる?」
「インターンはいつから募集が始まるの?」
といった不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事ではそういった方のために、大学3年生のインターン参加状況や募集時期、おすすめのインターンなどを解説いたします。
目次
- 大学3年生はどれくらいインターンに参加するの?
- 大学3年生が参加できるインターンの種類は?
- 長期インターンシップ
- その他のインターンシップ(短期インターンシップ)
- 大学3年生がインターンに参加する時期はいつ?
- インターン募集の時期
- インターンはいつから探し始める?
- 大学3年生でインターンに行かないとどうなる?
- 就職活動で不利になる?
- インターンに参加しないメリットは?
- 大学3年生は出来るだけインターンに参加しよう
- インターンシップの経験が就活に役立つ理由
- 業界分析・企業分析の機会になる
- 早期選考に参加できる可能性がある
- 企業での働くことのイメージが掴める
- インターンシップの経験が就活に役立つ理由
- 大学3年生向けのインターンはどこで探せばいい?
- 志望企業の採用サイトをチェックする
- インターン募集サイトから申し込む
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 参加するなら長期インターンがおすすめ
- 長期インターンがおすすめな理由
- 時間が取れない学生は短期インターンシップ
- コンサルティング実務を体験したい方へ
- 1Dayインターンシップ
- 3daysインターンシップ
- 長期インターンシップ
大学3年生はどれくらいインターンに参加するの?
結論からお伝えすると、大学3年生のうち8割程度はインターンシップに参加していると言われています。
2010年代は5割程度だったことに対し、この数年で一気に参加率が上がりました。
これはコロナウイルスによる就職活動のオンライン化や、早期採用・通年採用の拡がりなどが背景として挙げられます。
また、従来は夏ごろからしかインターン自体が開催されていませんでしたが、今では通年でインターンシップを受け入れている企業も増加しております。
中には2年生から参加できるインターンもあり、優秀な学生は早くから動き出す傾向にあります。
大学3年生が参加できるインターンの種類は?
インターンの種類としては、一般的に2種類に分けて考えられ、俗に「長期インターンシップ」と呼ばれるインターンと、それ以外のインターンです。
長期インターンシップ
社員の方とほとんど変わらない環境で長期間の就業体験を行うプログラムを、一般に長期インターンシップと呼びます。
長期インターンシップでは給与が発生することも多く、3か月から半年程度勤務します。
中には1年以上勤務するプログラムもあり、大学1年生から参加している学生も増えてきております。
大学3年生のタイミングで長期インターンに参加した場合、勤務中や終了時点で特別選考の案内が送られることもあります。
入社したいと考えている企業が長期インターン募集をしている場合、積極的に応募するとよいでしょう。
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その他のインターンシップ(短期インターンシップ)
その他のインターンシップとしては、1Dayや3Daysインターンシップなどと呼ばれる、短い日数で行われるインターンシップが主流となっています。
基本的には会社の全体像の説明と、インターン用に用意されたワークに取り組むことで疑似的な就業体験が得られます。
そのため、社員との交流や実際の職場の雰囲気を知りたい、という方からすれば少し物足りない印象を受けるかもしれません。
また、セミナーや説明会と呼ばれるワークのないものをインターンと呼んでいる企業も存在します。
インターンシップに申し込む際は、そのインターンシップでどのような体験を得られるのか押さえたうえでエントリーするようにしましょう。
インターンシップ例:船井総合研究所(2022年)
期間:1週間(1Week Internship)
内容:1日目 企業説明&グループワーク解説
2日目 ~ 6日目 グループワーク
7日目 ワークに対するフィードバック
実践型インターンで、1週間のうち5日間がグループワークの時間。ワーク内容も実際のコンサルティング相談をベースにしたワークが出題されるため、業務理解につながる。最終日には現役コンサルタントからのフィードバックがある。
大学3年生がインターンに参加する時期はいつ?
インターン募集の時期
インターンシップの募集自体は、1年中行われています。
ですが、6月から8月のサマー期、10月から12月のオータム/ウィンター期は、開催されるインターンシップの数が非常に増加します。
また、業界によって傾向に違いがあり、例えばコンサル業界であれば
6月~8月 :業界研究レベル(とりあえずインターンシップに参加する)
10月~12月:企業研究レベル(業界の中で行きたい企業が絞れている)
といった形で、早期に動き出すイメージがあるかと思いますが、実際は秋や冬に入社する企業を決めている学生が多いです。
実際に早期にインターンシップに参加しすぐに面接に進んだがまだまだ就活レベルが足りず残念な結果になった、というケースも多々あります。
とにかく早く就活を進めることを目的とせず、しっかりと自分が行きたい企業を見つけることが大切です。
インターンはいつから探し始める?
探し始める時期としては、大学3年生の5月頃が望ましいでしょう。
ですが、先ほどお伝えした通り、早期のインターンシップはまだまだ入社する企業を決める、という段階ではない学生の方も大勢いらっしゃいます。
ですので、自己分析を十分に行ったうえで、興味の沸いたインターンシップに参加してみることがおすすめです。
また、業界全体を抑えたうえで行きたい企業の候補が出てきた場合には秋口のインターンシップに参加することがおすすめです。
その場合、8月末や9月初旬などにエントリーすればタイミングとしてはばっちりです。
大学3年生でインターンに行かないとどうなる?
就職活動で不利になる?
不利にはなりません。
ですが、得られる情報は少なくなるので、相対的に就職難易度は高くなってしまいます。
面接などの場では、その企業の理解度を求められます。
インターンシップに参加することで、ネットで調べただけでははわからない情報を得られます。
また、ネットやSNSの情報に関しては誤情報なども考えられるため、会社が公式で出している情報をとるという視点からもインターンシップには参加した方がよいでしょう。
一方で、企業によってはインターンシップからでしか新卒採用をしていない、という企業もありますので、その場合は十分にご注意ください。
インターンに参加しないメリットは?
参加しないメリットは、ひとえに時間をかけなくていい、という点につきます。
インターンシップは会社の説明に加えてワークを行うので、どうしても1回あたりの時間がかかってしまいます。
ですが、その分だけ得られる情報も多いので、自身のスケジュールと相談しながら参加を決めましょう。
大学3年生は出来るだけインターンに参加しよう
インターンシップの経験が就活に役立つ理由
まず、インターンシップの参加経験は就活に非常に役立ちます。
大きく分けて3つの理由がありますので、それぞれ見ていきましょう。
業界分析・企業分析の機会になる
先ほどお伝えした通り、インターンシップではそこでしか得られない情報が多数得られます。
例えばその企業に在籍している社員の生の声など、参加した人だけしか聞けない情報です。
また、大半のインターンでは質疑応答の時間を設けられているため、その点も魅力の一つです。
Webサイトではわからないけど気になる点があった場合などは、質疑応答で解消することが可能です。
一方で、インターン内で得られた情報の取扱いについても注意が必要です。
例えば社員への質疑応答などの際に社員が答えた内容は、あくまで”その社員が思っていること”であり、会社としての正確な答えではない可能性もあります。
会社としての正式な答えについては、公式のWebサイトや人事課が発信している情報なので、まずはそれらの情報を抑えていることが重要となります。
早期選考に参加できる可能性がある
インターンシップの多くは、参加者に早期選考の案内が送られます。
なお、インターン参加者全員に案内されるケースと、参加者の中で特定の方のみに送られるケースがあります。
参加者全員に送られる会社は、インターンシップを就業体験として、参加者の方が正しく仕事理解できるようなワークが用意されている傾向にあります。
会社のリアルを伝えたうえで、興味を持ってその後の選考に進みたいという就活生が早期選考の案内に従い選考予約するという流れです。
一方、特定の方のみに送られる会社のワークは、適性や能力をはかるようなケースがあります。
インターン自体が一種の選考としての機能を持っております。
そのため、会社理解・業務理解の観点では、多少物足りなさを感じるかもしれません。
企業での働くことのイメージが掴める
インターンシップのワークは、基本的には実業務に基づいたワークが用意されます。
ですので、そもそもインターンシップのワークを取り組むこと自体が企業での働くイメージにつながります。
営業、商品サービス企画、マーケティングなど、インターンによって学べる業務も様々です。自身が興味のある業務を選ぶとよいでしょう。
また、インターン中に質疑応答などのタイミングで社員とのコミュニケーションを得られるかと思いますが、それも実業務で一緒に働く社員とのコミュニケーションイメージを沸かせることができます。
改めてですが、インターンシップは就業体験ですので、自身が働くイメージを得ようと思うと非常に良い体験となります。
一方的な受け身姿勢ではなく、インターンを通じてその会社で働きたいかイメージできるようになることをゴールにして参加するようにしましょう。
大学3年生向けのインターンはどこで探せばいい?
参加できるインターンを探す方法は3つあります。
志望企業の採用サイトをチェックする
志望企業が明確に決まっている場合は、その企業の採用サイトをチェックしましょう。 インターンに関する情報が書かれているページがあればそのまま応募可能です。
インターン募集サイトから申し込む
2つめは、インターンの求人情報がまとめられているサービスを使う方法です。 掲載している数が豊富で、業界や場所なども絞り込んで検索が出来るので自分に合ったインターンが見つかりやすいのが利点です。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターにて、インターンの募集情報を提供している場合もあります。 求人数はそこまで多くない可能性が高いですが、キャリアセンター職員に無料で相談が出来るので自身の方向性が決まっていない方にはおすすめです。
参加するなら長期インターンがおすすめ
長期インターンがおすすめな理由
インターンシップに参加するのであれば、総じて長期インターンシップがおすすめです。
インターンシップの目的は大きく分けて、早期選考に参加すること、就業体験となることの2つです。
長期インターンシップは先述の通り、就業体験になることはもちろんのこと、特別選考フローが用意されていることもあります。
明確に行きたい企業があるのであれば、その企業の長期インターンシップに参加するようにしましょう。
時間が取れない学生は短期インターンシップ
ですが、当然部活やアルバイトなどでまとまった時間が取れない場合は、短期間のインターンシップでも問題ありません。
インターンシップの参加実績や種類自体で入社の難易度が変わるわけではありませんので、無理に長期インターンに参加せずとも大丈夫です。
とはいえ、インターンシップに参加することによって得られる情報は多々ありますので、参加自体はした方がよいというのが実情です。
ですので、
時間がある場合:長期インターンシップ
時間がない場合:短期インターンシップ
で参加するようにしましょう。
コンサルティング実務を体験したい方へ
コンサルティング実務を体験したい場合は、
1. リアルなコンサルティング相談をワークテーマにしている
2. 期間が長く、調査から実行提案まで体験できる
3. 現役コンサルタントが近くにいる環境である(長期インターンシップなど)
のいずれかを満たすインターンシップに参加することがおすすめです。
経営コンサルティングを行っている船井総合研究所では1Dayや1Week、長期インターンなど複数のインターンシップが開催されています。
どれもリアルなコンサルティング体験を意識したプログラムで参加学生からの満足度90%です。
コンサルティングを体感できるハイレベルなインターンシップですので、是非参加をご検討ください。
3daysインターンシップ
昨年大変ご好評を頂きましたグループワーク型1WEEKインターンシップです。
「3days INTERNSHIP」には、社長・管理職クラスのトップコンサルタントが複数参画。
上場企業の経営陣に会うことができる機会は滅多にございません。「プロフェッショナルに要求される仕事のレベル感」を是非体感してください!
3daysインターンシップについて詳しく知りたい方は3daysインターンシップの詳細をご覧ください。
長期インターンシップ
船井総合研究所では、「船井総研をコンサルティングする」というテーマで長期インターンシップを募集しております!
現役コンサルタントがクライアント企業のコンサルティングを行うように、長期インターン生として入社いただいたみなさんには船井総研のコンサルティングを実施いただきます。
実際に行う業務内容は入社後の配属部門によって異なりますが、どの部門でも船井総研でも指折りのトップコンサルタントと一緒に業務を行っていただきます。
FAQs
就活でインターンに行ってない理由は? ›
1つは「なんとなく」「周りが参加していたから」と、特に目的なく参加しているケースです。 2つ目は、「選考に有利だと思ったから」「インターンの参加を会社にアピールするため」という、今後本選考を受けるうえでの就活対策としてインターンに参加するケースです。
船井総研の長所は何ですか? ›船井総研の特徴は、業種業界別に業績アップの提案をしていることです。 同じビジネスモデルを行っていたり、同じ志を持っている経営者の方に集まっていただいているコミュニティがあります。 さらには、同じビジネスを全国で手がけていくことによって、様々な数字が指標として集まります。
船井総研ロジの年収は? ›船井総研ロジ株式会社の平均年収は、約300万円 (事務) 〜858万円 (コンサルティング営業) です。 船井総研ロジ株式会社の平均月給の範囲は約 20.2万円/月(ITコンサルタント)から約 28.0万円/月(経営戦略コンサルタント)です。
インターンに行かなかった理由は何ですか? ›続いて応募しなかった人の理由ですが、半数以上が「他のことで忙しく、時間が取れなかった」と回答しています。 他のこととは、例えば授業、課題、実験などの学業、アルバイト、部活・サークル活動などでしょう。 その合間でインターンシップを探し、選ぶ時間も必要です。
インターンに行かなくても内定はもらえる? ›インターンシップに行かなくても内定はもらえる? インターンシップに行かなくても内定をもらうことは可能です。 実際の選考で重要なのは、企業の求める人物像に沿っているかどうかなので、インターンシップに参加していなくても欲しい人材であると思ってもらえれば採用にいたることは可能です。
インターンシップに行かなくても大丈夫? ›インターンシップは、目的がなければ無理に参加する必要はありません。 「内定で不利になるのでは」と不安に感じる方もいると思いますが、インターンシップの参加が内定に直結するわけではありません。 また、インターンシップは長いものだと数カ月の期間を要するため、学業との両立が難しくなることもあります。
船井総研の平均年収は? ›船井総合研究所の平均年収
船井総研の有価証券報告書によると、平均年収は671万円(平均年齢は39.8歳)と開示されています。 実際に船井総研の社員で年収1000万円以上の割合は非常は少なく、年収400万円~800万円の範囲に収まる人が大半です。
職種 | 平均年収 |
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専門サービス系 (医療、福祉、教育、ブライダル 他) | 520万円 (平均年齢30.0歳) |
その他 (公務員、団体職員 他) | 435万円 (平均年齢26.1歳) |
専門職系 (コンサルタント、金融、不動産) | 569万円 (平均年齢30.1歳) |
タレントスクエアの独自アンケート結果によると、船井総研の社員の月間平均残業時間は42.9時間となっています。
船井総研ロジの初任給はいくらですか? ›募集職種 | 物流コンサルタント |
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初任給 | 大学卒:月給297,500円 大学院卒:月給300,300円※どちらも住宅手当を含む、東京勤務・世帯主の場合(交通費は別途支給) ※固定残業代45時間分含む |
諸手当 | 住宅手当、交通費実費支給 |
昇給 | 原則年1回 |
勤務時間 | 9:00~17:30(所定労働時間7.5時間)※シフト勤務可 |
ガクチカ 何のために? ›
応募者の人間性や人柄を把握するため
「なぜそれを学びたいと思ったのか」「何を努力したのか」「挫折したときはどう乗り越えたのか」などは人の内面が出るポイントです。 ガクチカは、スキルや学歴だけではない人の内面まで理解しやすいことから、積極的に聞かれる傾向があります。
インターンシップとは、ひと言で言うと「社会に出る前に仕事の場を体験してみること」。 企業で実際の仕事をしている人から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、業種や職種、企業による仕事内容の違いや働いている人たちの雰囲気、企業風土の違いを知ることができます。
マイナビのエントリーとは何ですか? ›「エントリー」とは、簡単に言うと「その会社に興味があります」と意思表示をすることです。
大学3年 就活 何もしてない 3月? ›採用情報解禁は3月ですが、大学3年の3月に何もしていない場合は、大急ぎで準備を進めましょう。 多くの学生は3年生の3月に説明会参加のピーク、3月に面接のピークを迎えています。 この直前までを目安に、必要な準備をするイメージで動いていきましょう。
インターンシップは必要ですか? ›インターンシップには、業界や企業についての理解が深まる、本選考の予行練習になる、就職後のミスマッチを防げるなど、さまざまなメリットがあります。 また、自社のアピールや優秀な人材の確保など、企業側の意図を知っておくと、インターンシップの必要性がさらに明確になるでしょう。
インターンシップの選考で落ちる理由は何ですか? ›インターンシップの面接で落ちる理由は多数ありますが、大きくまとめると準備不足が原因です。 事前準備を怠ってしまうと選考中にボロが出やすく、志望度の低さや企業への興味関心の低さを見抜かれてしまうことも少なくありません。 企業は自社に興味を持っている人や、インターンシップを通して成長できる人を採用したいと考えています。
インターンシップに行った方がいいですか? ›就活生は、ぜひ積極的にインターンシップに参加してください。 自分をアピールできたり、インターンが実績として評価されることもあるので、就活で有利になることが多いでしょう。 ビジネスマナーを習得できたり、事前に会社の雰囲気を掴めるなどのメリットがあります。 インターンの期間は、「短期」、「長期」の2種類があります。